骨粗しょう症|右近整形外科 東大阪リハビリクリニック|俊徳道駅の整形外科・リハビリテーション科

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骨粗しょう症

骨粗しょう症|右近整形外科 東大阪リハビリクリニック|俊徳道駅の整形外科・リハビリテーション科

当院の骨粗しょう症外来の特徴

骨粗鬆症イメージ

当院では、ガイドラインで推奨されているDEXA法という優れた検査方法で骨密度を測定しています。
DEXA法は、お腹から腰の範囲に微量なX線(胸部レントゲンの1/6の被曝量)を当てることで、骨折しやすい腰椎と大腿骨の正確な骨密度を直接測定します。痛みもなく5分ほどで検査が終わります。
また血液検査で骨代謝マーカーを測定することで骨の新陳代謝の程度を調べます。

骨粗しょう症とは

骨粗しょう症は、加齢などに伴い、骨の量と質の低下により骨折しやすくなる病気です。転ぶなどちょっとしたはずみで、背骨(脊椎の圧迫骨折)、手首の骨(橈骨遠位端骨折)、太ももの付け根の骨(大腿骨近位部骨折)などを引き起こします。また、背中や腰が痛くなった後に、丸くなったり身長が縮んだりといった症状が現れることもあります。
また、女性ホルモンの低下とかかわりが深いため、40代以降の女性では早めの骨密度検査をお勧めします。
骨粗しょう症の治療の目的は骨密度の低下を抑え、骨折を防ぐことにあります。食事療法、運動療法、薬物療法を併せて行います。

以下の条件に当てはまる場合は、骨密度測定をお勧めします。

  • 背中や腰が曲がってきた
  • 以前と比べて身長が縮んできた
  • 背中や腰が痛む
  • 40歳以上の女性(特に閉経を迎えられた方)
  • 喫煙者
  • 過去に骨折の既往がある

骨粗しょう症の診断

診察の流れ

1

身体診察

身長と体重、背骨の変形、背部痛の有無などについて確認します。25歳頃の身長と比べてどの程度縮んでいるかということも、診断するうえでの指標になります。

2

レントゲン検査

背骨(胸椎や腰椎)のX線写真を撮り、骨折や変形の有無を確認します。
骨粗しょう症と他の病気と区別するためにも必要な検査です。

3

骨密度検査

骨密度は骨の強さを判定するための代表的な指標です。骨密度検査では骨の中にカルシウムなどのミネラルがどの程度あるのかを測定します。
DEXA法という優れた検査方法で、腰椎と大腿骨の骨密度を測定します。

4

血液検査

血液中のカルシウム、ビタミンD、骨代謝マーカーなどを測定し、骨形成と骨吸収のバランスを評価します。

薬物療法について

骨粗しょう症はタイプによって治療に用いる薬剤が異なります。閉経後で骨折リスクが高い(骨密度が低い)方は、選択的エストロゲン受容体モジュレータ(SERM:selective estrogen receptor modulator:エストロゲンを補う薬剤)やビスホスホネート製剤(骨の吸収を抑える薬剤)が用いられます。骨折リスクの低い方には、活性型ビタミンD3製剤やSERMを用いるケースが多くなっています。
また、治療にも関わらず、骨折リスクが高い方は、ビスホスホネート製剤やPTH製剤が用いられることがあります。最近では、作用機序の違う薬剤の併用療法も骨折リスクを減らすことが分かってきました。
患者さまの年齢や病態に応じて治療薬を選択します。

骨粗しょう症の治療

骨粗しょう症の治療は、骨密度の低下を抑え、新たな骨折を予防する目的に行います。
骨密度は、食事や運動などの習慣が深く関わっています。薬物療法に加え、骨に良い習慣を身につけて、イキイキとした毎日を送りましょう。

薬物療法

骨粗しょう症の薬は大きく3つに分類されます。

  1. 骨吸収を抑制する薬
  2. 骨の形成を促進する薬
  3. その他(ビタミンD、カルシウム製剤)

内服薬や注射製剤など様々な種類があります。1人ひとりにあった治療を行いますので、医師にご相談ください。

食事

骨密度を増加させるためにはカルシウムの摂取とともに、カルシウムの吸収を促進するビタミンDや、骨へのカルシウムの取り込みを助けるビタミンKなどの栄養素も必要です。エネルギーと栄養素を過不足なく摂取することがポイントになります。

運動

運動不足は骨密度を低下させる要因の一つです。適度な運動は骨の形成を促進します。日常のなかに散歩や階段昇降などの運動を習慣として取り入れましょう。
また、運動は転倒予防にも重要な役割を担っています。無理のない運動を継続して行い、骨と筋肉の健康を維持していきましょう。